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なーおなーお さんの日記

 
2006
2月 28
(火)
06:58
[Audio] 3D-subako空気室チューン
本文

長期出張を控え残された時間が少なくなってきました。
少々前置きが長くなりますが、ご容赦を。

 所詮スピーカーの音の煮詰めは、勘と経験+ネットで収集した情報を基にしたトライアンドエラーの積み重ねであるために長い時間が必要です。  私とて巷のオーディオマニア諸兄に比べたら勘も経験も人並み以下でして、日々勉強と耳のトレーニングを友として歩んでいる状況です。 手持ちの愛着あるオーディオ機器・CD達をフルに活用しつつ、日々少しづつ改善してゆくしか手はありません。

 そしてその結果を裏付ける形で、測定を行えば良いのです。 もちろん、そのSP形式が狙っている動作になっているかどうかの測定として、F特やイ ンピーダンス、位相などを測定するのはスタートポイントとして重要なことですが、それ以上の「人の心を揺らす音楽を奏でる音の出口であるスピーカー」の調 整で最後に役立つのは、言うまでも無く人の耳です。
 時に人の耳、特に自分のSPの音を聞く耳は主観にとらわれ過ぎ、一種の自己形成の焼き物になりがちです。(人はそれを自己満足と言います。) そのような偏りやバイアス成分を少なくするには、日々の精進に加えて他人の意見を聞き入れるもう一つの謙虚な耳をきちんと持つことが大事と思います。

 私は3D-subakoにかなりの情熱を注いでいます。 音だし一発で、昔作って聴いていたバックロードホーン群の利点も欠点を相当高いレベルで 飛び越えてしまったからでして、そのバックロード的なショートホーンの音は3D-スパイラルの新たな活用路線かも?・・ と感じているからです。 
 巷ではなにやら、TLSが 今後自作派が一度はトライするべき方式、と言われたりもしていまして、 長岡鉄男さん世代の私としては少々複雑な思いもあるし、 まあそういう方式が(古 かろうが新しかろうが)吸音材で中を埋めて音圧や位相を綺麗に整えるという方式ならそれはそれでよろしい、そのうち踏み込むかも?  でもまだまだバック ロードも捨てたものじゃない、 この3D-スパイラルを活用したバックロードの音は独特の透明感があって、吸音材なしで中音じゃじゃ漏れでも十分に聞ける だけの過渡応答の良さからくる音の利点を前面に出して、行くところまで行くのです・・

 さて前置きが長くなりましたが、ユニット背面から出る音は空気室内で共鳴すると、言うまでもなくユニットのコーン紙を振動させて前面にも出てきます。 この共鳴というのは厄介でして、TQWTでもTLSでも、CWタイプ(一定幅)であればその内幅をλ/2とする周波数の整数倍の共鳴音が必ず付きまとうはずです。(実際に聴いたことないけど)
  これをコントロールしないと、ピアノの右手の強いアタックなどで醜い甲高い音が出ます。 3D-スパイラルホーンは長手方向の共鳴やスパイラル外筒内径に 起因する共鳴音は出ましてその対策が難しいのが最大の欠点だと思っているのですが、音に影響の一番出やすいユニット近傍は空気室設計の自由度が高いし空気 室が小さいので対策はやり易いものです。(逆にいえば空気室が小さいので、より影響を受けやすく対策の効果も出やすい。)
 今回取った対策は、吸 音材をほとんど使わずに共鳴音を散らすものです。(最終的に吸音材ゼロで聴ける、ということではありません。) 折角バックロードホーンで過渡応答の良い 特性があっても空気室に吸音材を入れれば入れるほど、音が鈍って鮮度が落ちてしまいますから、まずは「散らす」。  それでダメなら最後は吸音材です。

taikyou-buhin←今回の対策に使った、1本分の加工済み部品です。 半割り丸棒は側板内面に。 斜め加工の部品は底板方向に使います。 こんな加工は電道工具ではなくて手間隙かけてノコギリとカンナ、これに尽きます。


taikyou-side←ピンボケ写真しか撮れませんでした(^^;
 側板内面に貼った様子です。幅方向の(本作例の場合)1.2Khz付近の共鳴音の抑制に効果があります。
 よく見ると、背板に相当する塩ビ管外径部分に鉛シートを貼って固有振動を抑えているのもわかります。

taikyou-bottom←ユニット下の部分に斜めに取り付けた部品で、長手方向の(本作例の場合)480hz付近の共鳴音の抑制に効果があります。

 上記対策は、ここに至るまでは1週間の試行錯誤を経ていまして、最近流行のダンプラを構造材に使ってブチルで制振した部品を組み合わせて予察した結果から最適と判断されたものを実施しました。
 また、こうして対策を取る際に、やはり「吸音材は全て取り外して」行うことが重要です。 そうしないと取った対策の効果が薄れてしまって判らなくなってしまいますから。

 ・・・ そして昨日の夜も更けていったのでした。(笑)

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コメント一覧

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ワタヤン   投稿日時 2006/2/28 11:53
「1.2Khz付近の共鳴音」ですが、発生有無や量の判断は聴感によるものですか? 他になにか検出する方法があるのでしょうか? 私は自分の耳が一番信用できないというか、自信がないもので・・・
なーおなーお  投稿日時 2006/2/28 12:16
ワタヤンさん、こんにちは。
はい、「WaveSpectra」でF特をリアルタイムでピークホールドしながら、例のワッツの「ラ・カンパネラ」のピアノの高音部分を聴きます。 そうすると、共鳴しているところで明らかに音圧が上がるんですよ。 これで対策を取った後にも同様にして、比較します。
このCDでなくてもピアノで割とオンマイク録音されたものでしたら、この方法でわかると思います。 (ソース自体に既に共鳴音が入っているものもありますが)
「最後は耳で」と書いておきながら、使えるものは有効に使ってます。(^^;;;
FB   投稿日時 2006/3/1 14:03
おお、さらに煮詰めてますね。ワッツのリストは多分)メチャクチャオンマイクなので、ピアノの内部でパーツが動く音まで聞こえて楽しい(←変態 笑)です。

他にもオンマイクのピアノ曲、ご存じでしたらお教え下さい。

…落ち着いて聴くにはオフマイクが好きなんですけど、このリストはエネルギッシュで、音楽としても大好きです。
なーおなーお  投稿日時 2006/3/1 19:31
FBさん
ジャズ系は大体、オンマイクですね。
最近よく聴くのは、Kenny Drew の Sweet Lullabyいう曲。 ワッツのCDよりもっとマイクを突っ込んだ感じの音でして、右手の強打はないのですが、録音自体が共鳴音のような音が入っていて、それがどう再生されるのかってところで。
ps: 発熱してしまいました。


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